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総-11-4 再生医療等製品の医療保険上の取扱いについて(アムシェプリ)

総会 第649回 / 2026-04-08 開催 / 3ページ

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中医協 総-11-4 8 . 4 . 8 再生医療等製品の取扱いについて(アムシェプリ) 類別 ヒト細胞加工製品 四.ヒト人工多能性幹細胞加工製品 一般的名称 ラグネプロセル 収載希望者 住友ファーマ株式会社 販売名 アムシェプリ 形状、成分、 本品は、健康成人の末梢血単核球から作製した iPS 細胞から分化誘導して製造 分量等 したドパミン神経前駆細胞の細胞塊を含有する細胞加工製品である。 承認区分 新再生医療等製品(希少疾病用再生医療等製品) 効能、効果 レボドパ含有製剤を含む既存の薬物療法で十分な効果が得られないパーキンソ 又は性能 ン病患者の運動症状の改善 1 本品の移植 通常、成人には、非自己iPS細胞由来ドパミン神経前駆細胞として片側あたり 5.4×106個を目標として、定位脳手術により、両側の被殻に移植する。頭蓋骨の 小孔1箇所を通る3つの投与経路から、1投与経路あたり約1.8×106個を1~2mm間 隔で6~9箇所に分けて移植する。注入速度は約0.1μL/秒とする。 用法及び用量 2 本品に対する免疫反応の抑制を目的とした本品移植前後のタクロリムス水和 又は使用方法 物の投与方法 通常、初期にはタクロリムスとして1回0.03~0.15mg/kgを1日2回、移植日の朝 から経口投与する。以後、目標血中トラフ濃度を5~10ng/mLとし、血中トラフ濃 度をモニタリングしながら投与量を調節する。拒絶反応が認められた場合は、目 標血中トラフ濃度を10~20ng/mLとする。投与開始後1年を目安に、以後12週間か けて漸減し投与を中止するが、必要に応じて投与期間を延長する。 1. 条件及び期限付承認後に改めて行う本品の製造販売承認申請までの期間中、 本品を使用する全症例を対象とした製造販売後調査等により製造販売後承 認条件評価を行うこと。 2. パーキンソン病の診断・治療及び定位脳手術手技に関する十分な知識及び経 承認条件 験を有する医師が、本品の臨床試験成績及び有害事象等の知識を十分に習得 した上で、パーキンソン病の治療に係る体制が整った医療機関において、「効 能、効果又は性能」並びに「用法及び用量又は使用方法」を遵守して本品を 用いるよう、講習の実施等、必要な措置を講ずること。 承認日 令和8年3月6日(条件及び期限付き承認) 医療保険上の取扱い(案) 本品目の作用は、定位脳手術により移植された非自己 iPS 細胞由来ドパミン神経 前駆細胞がドパミン神経細胞に分化・成熟することにより、ドパミン神経機能が回復 し、ドパミン神経細胞が産生・分泌する内因性ドパミンの増加等により、運動症状が 改善することが期待できるものであり、医薬品と同様に薬理的な作用による治療効果 が期待される製品であることを踏まえ、医薬品の例により対応することとし、薬価算 定組織において償還価格について検討し、中央社会保険医療協議会総会において薬価 基準への収載について審議することとしてはどうか。 1 製品概要 販売名 アムシェプリ 本品は、健康成人の末梢血単核球から作製した iPS 細胞から分化誘導して製造したドパ ミン神経前駆細胞の細胞塊を含有する細胞加工製品である。本品をパーキンソン病患者 使用目的 の線条体の被殻に移植後、本品がドパミン神経細胞に分化・成熟することにより、ドパ ミン神経機能が回復し、ドパミン神経細胞が産生・分泌する内因性ドパミンの増加等に より、運動症状が改善することが期待される。 【用法及び用量又は使用方法】 1 本品の移植 通常、成人には、非自己 iPS 細胞由来ドパミン神経前駆細胞として片側あたり 5.4×106 個を目標として、定位脳手術により、両側の被殻に移植する。頭蓋骨の小孔 1 箇所を通る 3 つの投与経路から、1 投与経路あたり約 1.8×106個を 1~2mm 間隔で 6~9 箇所に分けて移植する。注入速度は約0.1μL/秒とする。 ※本品は、1容器(1mL)あたり 1×106 個のドパミン神経前駆細胞に相当する個数の 主な使用方法 細胞を含有する。 2 本品に対する免疫反応の抑制を目的とした本品移植前後のタクロリムス水和物の投 与方法 通常、初期にはタクロリムスとして1回0.03~0.15mg/kgを1日2回、移植日の朝か ら経口投与する。以後、目標血中トラフ濃度を 5~10ng/mL とし、血中トラフ濃度をモ ニタリングしながら投与量を調節する。拒絶反応が認められた場合は、目標血中トラフ 濃度を10~20ng/mLとする。投与開始後1年を目安に、以後12週間かけて漸減し投与を 中止するが、必要に応じて投与期間を延長する。 2 (臨床試験成績) ・国内臨床試験では、7例に本品が移植され、安全性解析対象集団とされた。そのう ち、両側同時に本品を移植された6例(PD02,PD03,PD04,PD05,PD06,PD08)が有効性解 析対象集団とされた。 ※用法及び用量又は使用方法は、片側あたり本品2.4×106個を両側被殻に本品が同時 移植された(低用量群)。PD04 以降の患者(PD04,PD05,PD06,PD08)には片側あた り本品4.2~5.4×106個が移植された(高用量群)。 ・オフ時のMDS-UPDRSPartⅢ合計スコア及びBradykinesia subscaleについては、同じ4 例(PD02,PD03,PD04,PD08)で改善した。当該4例のうち3例(PD02,PD03,PD08)でオ フ時のH&Y重症度も改善した(2段階改善:1例、1段階改善:2例)。(下表) ・オン時のMDS-UPDRSPartⅢ合計スコアについては、5例(PD02,PD03,PD04,PD05,PD08) 主な有用性 で改善した。 ・運動症状に関する評価項目はいずれも主観的な評価指標であり、非盲検非対照試験で は、評価者及び患者の治療効果への期待感が評価に影響する可能性があり、本試験に 参加し定位脳手術を受けたこと自体によるプラセボ効果が一定程度存在する可能性は 否定できない。 ・一方、本臨床試験の6例中3例(PD02,PD04,PD08)では、オフ時のMDS-UPDRSPartⅢ合 計スコアについて、文献で報告されている移植後1年時点の最大のプラセボ効果(- 10.1)を上回る改善が移植後2年時点で認められたことは、本品の有効性を示唆する 結果であると考えられる。 MDS-UPDRS Part Ⅲスコア(*:Bradykinesia subscale) 1.言語* (有効性評価指標) 2.顔の表情* ・MDS-UPDRS PartⅢ: 3.固縮(頸部、右上肢、左上肢、右下肢、左下肢) 運動症状について 18 項目 33 問を各 4.指タッピング(右、左)* 5.手の運動(右、左)* 0(正常)~4(重度)(132 点満点)で医師 6.手の回内回外運動(右、左) が評価。 7.つま先のタッピング(右、左) 8.下肢の敏凄性(右、左)* ・Bradykinesia subscale: 9.椅子からの立ち上がり MDS-UPDRS PartⅢのスコアのうちジス 10.歩行 11.歩行のすくみ キ ネ ジ ア に 関 す る 9 項 目 を 合 12.姿勢の安定性 計。(右表*の項目) 13.姿勢 14.運動の全般的な自発性(身体の動作緩慢)* ・H&Y(Hoehn & Yahr)重症度: 15.手の静止時振戦(右、左) 身体的症状から6段階で進行度を評 16.手の運動時振戦(右、左) 価。 17.静止時振戦の振幅(右上肢、左上肢、右下肢、左下肢、口唇/下顎) 18.静止時振戦の持続性 3

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出典:厚生労働省ホームページ (https://www.mhlw.go.jp/)

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