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総-1 医薬品の新規薬価収載等について

総会 第659回 / 2026-10-07 開催 / 23ページ

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中 医 協 総 - 1 新医薬品一覧表(令和8年10月14日収載予定) 8 . 1 0 . 7 No. 銘柄名 規格単位 会社名 成分名 承認区分 算定薬価 算定方式 補正加算等 薬効分類 ページ 1 オーゼイフル錠0.5mg 0.5mg1錠 武田薬品工業株式会社 オベポレクストン 新有効成分含有 22,773.30円原価計算方式 有用性加算(Ⅰ)A=40% オーゼイフル錠1mg 1mg1錠 医薬品 22,792.50円 市場性加算(Ⅰ)A=10% オーゼイフル錠2mg 2mg1錠 22,838.80円 先駆加算A=10% その他の中枢神経系用薬(ナルコレプシー 加算係数 0 内119 タイプ1) 2 革新的新薬薬価維持制度 費用対効果評価(H2) 2 ブメリティカプセル231mg 231㎎1カプセル バイオジェン・ジャパン株 ジロキシメルフマラート 新有効成分含有 2,066.00円類似薬効比較方式(Ⅰ) - その他の中枢神経系用薬(再発寛解型多 式会社 医薬品 内119 発性硬化症の再発予防及び身体的障害 4 の進行抑制) 3 ブリヌスプリ錠25mg 25mg1錠 インスメッド合同会社 ブレンソカチブ水和物 新有効成分含有 24,695.70円原価計算方式 有用性加算(Ⅰ)A=45% 医薬品 小児加算A=5% 加算係数 0 内229 その他の呼吸器官用薬(非嚢胞性線維症 6 革新的新薬薬価維持制度 性気管支拡張症) 費用対効果評価(H1) 4 リンヴォック内用液0.1%(1mg/mL) 180mg180mL1瓶 アッヴィ合同会社 ウパダシチニブ水和物 新効能医薬品 343,101.60円類似薬効比較方式(Ⅰ) 小児加算A=5% 他に分類されない代謝性医薬品 新剤形医薬品 革新的新薬薬価維持制度 (○既存治療で効果不十分な下記疾患 内399 8 多関節に活動性を有する若年性特発 性関節炎) 5 イムルリオ錠200mg 200mg1錠 日本イーライリリー株式会イムルネストラントトシ 新有効成分含有 27,551.80円類似薬効比較方式(Ⅰ) 革新的新薬薬価維持制度 その他の腫瘍用薬(内分泌療法後に増悪 社 ル酸塩 医薬品 したESR1遺伝子変異を有するホルモン受 内429 10 容体陽性かつHER2陰性の手術不能又は 再発乳癌) 6 ヒアニュオ錠10mg 10mg1錠 バイエル薬品株式会社 セバベルチニブ水和物 新有効成分含有 6,941.00円類似薬効比較方式(Ⅰ) 市場性加算(Ⅰ)A=5% その他の腫瘍用薬(HER2(ERBB2)遺伝 医薬品 革新的新薬薬価維持制度 内429 子変異陽性の切除不能な進行・再発の非 12 小細胞肺癌) 7 ラプシド錠25mg 25mg1錠 ノバルティスファーマ株式 レミブルチニブ 新有効成分含有 929.00円原価計算方式 有用性加算(Ⅰ)A=35% その他のアレルギー用薬(特発性の慢性 会社 医薬品 加算係数 0 内449 蕁麻疹(既存治療で効果不十分な患者に 14 革新的新薬薬価維持制度 限る)) 費用対効果評価(H1) 8 イムシブリー皮下注10mg 10mg1mL1瓶 リズムファーマ株式会社 セトメラノチド酢酸塩 新有効成分含有 349,863円原価計算方式 有用性加算(Ⅱ)A=10% 医薬品 市場性加算(Ⅰ)A=10% 小児加算A=5% 迅速導入加算A=5% 注249 その他のホルモン剤(抗ホルモン剤を含 16 加算係数 0 む。)(後天性視床下部性肥満) 革新的新薬薬価維持制度 費用対効果評価(H1) 9 ステラーラ皮下注45mgバイアル 45mg 0.5mL 1瓶 ヤンセンファーマ株式会 ウステキヌマブ(遺伝子新用量医薬品 211,919円類似薬効比較方式(Ⅰ) 小児加算A=10% 他に分類されない代謝性医薬品 社 組換え) 新剤形医薬品 革新的新薬薬価維持制度 (○中等症から重症の活動期クローン病の 維持療法(既存治療で効果不十分な場合 に限る) 注399 ○既存治療で効果不十分な下記疾患 18 尋常性乾癬、乾癬性関節炎) ○中等症から重症の潰瘍性大腸炎の維持 療法(既存治療で効果不十分な場合に限 る) 10 ヒブサーゴ皮下注150mgシリンジ 150mg1mL1筒 グラクソ・スミスクライン株 ベピロビルセンナトリウ 新有効成分含有 183,015円原価計算方式 有用性加算(Ⅰ)A=50% 式会社 ム 医薬品 先駆加算A=10% 加算係数 0 注625 抗ウイルス剤(B型肝炎ウイルス持続感染 20 革新的新薬薬価維持制度 における機能的治癒) 費用対効果評価(H1) 11 ビレーズトリ14.4エアロスフィア56吸入 56吸入1キット アストラゼネカ株式会社 ブデソニド/グリコピロ 新医療用配合剤 4,936.40円規格間調整 小児加算A=5% その他の呼吸器官用薬(気管支喘息(吸入 ビレーズトリ14.4エアロスフィア120吸入 120吸入1キット ニウム臭化物/ホルモ 10,505.00円 革新的新薬薬価維持制度 ステロイド剤、長時間作用性吸入抗コリン テロールフマル酸塩水 外229 剤及び長時間作用性吸入β2 刺激剤の併 22 和物 用が必要な場合)) 品目数 成分数 内用薬 9 7 注射薬 3 3 外用薬 2 1 計 14 11 1 新医薬品の薬価算定について 整理番号 26-10-内-1 薬 効 分 類 119 その他の中枢神経系用薬(内用薬) 成 分 名 オベポレクストン 新薬収載希望者 武田薬品工業(株) オーゼイフル錠0.5mg(0.5mg1錠) 販 売 名 オーゼイフル錠1mg(1mg1錠) (規格単位) オーゼイフル錠2mg(2mg1錠) 効 能 ・ 効 果 ナルコレプシータイプ1 通常、成人にはオベポレクストンとして1mgを1日2回経口投与する。起床時 に1回目の投与を行い、3時間から5時間後に2回目の投与を行う。なお、忍容 主な用法・用量 性に問題がなく、十分な効果が認められない場合に限り、2mgを1日2回に増 量することができる。 算 定 算 定 方 式 原価計算方式 0.5mg1錠 1mg1錠 2mg1錠 原 価 計 算 製品総原価 16,267.60円 16,281.40円 16,314.50円 3,006.80円 3,009.40円 3,015.50円 営業利益 (流通経費を除く価格の15.6%) (流通経費を除く価格の15.6%) (流通経費を除く価格の15.6%) 1,428.50円 1,429.70円 1,432.60円 流通経費 (消費税を除く価格の6.9%) (消費税を除く価格の6.9%) (消費税を除く価格の6.9%) 出典:「医薬品産業実態調査報告書」(厚生労働省医政局医薬産業振興・医療情報企画課) 消 費 税 2,070.30円 2,072.00円 2,076.30円 有用性加算(Ⅰ)(A=40%)、市場性加算(Ⅰ)(A=10%)、 先駆加算(A=10%) 加算係数 0 補 正 加 算 (加算前) (加算後) 0.5mg1錠 22,773.30円 → 22,773.30円 1mg1錠 22,792.50円 → 22,792.50円 2mg1錠 22,838.80円 → 22,838.80円 外 国 平 均 なし 価 格 調 整 0.5mg1錠 22,773.30円 算 定 薬 価 1mg1錠 22,792.50円 2mg1錠 22,838.80円 外 国 価 格 新薬収載希望者による市場規模予測 なし 予測年度 予測本剤投与患者数 予測販売金額 (ピーク時) 10年度 423人 70.4億円 最初に承認された国(年月): 中国(2026年7月) 製造販売承認日 令和8年8月24日 薬価基準収載予定日 令和8年10月14日 2 薬価算定組織における検討結果のまとめ 算定方式 原価計算方式 第一回算定組織 令和8年9月11日 原 価 計 算 方 式 を 採 用 す る 妥 当 性 新 薬 類似薬がない根拠 成分名 オベポレクストン 本剤と同じナルコレプシータイ プ1を効能効果とする既収載品 イ.効能・効果 ナルコレプシータイプ1 はないこと、ナルコレプシー等を 効能効果とする既収載品は存在 ロ.薬理作用 オレキシン2受容体選択的作動作用 するが、いずれも薬価収載から1 0年が経過しており、新薬の比較 薬としては適さないこと、オレキ ハ.組成及び シン受容体(OXR)に関連する 化学構造 作用を有する薬剤はあるが、いず れもOXR拮抗薬であり、かつ不 眠症治療薬であることから、新薬 ニ.投与形態 内用 剤形 錠剤 算定上の最類似薬はないと判断 用法 1日2回 した。 補 正 加 算 画 期 性 加 算 該当しない (70~120%) 該当する(A=40%) 〔イ.新規作用機序(異なる標的分子、対象疾患領域で長期間の新規作用機序の新薬収載 がない): ①-b,①-e=2p〕 〔ハ.治療方法の改善(重要な副次評価項目での改善): ③-f=1p〕 有用性加算(Ⅰ) (35~60%) 本剤はナルコレプシーに対する治療薬として新規の作用機序を有し、当該疾患領域で新規 の作用機序の新薬収載が約19年7か月間なかったこと、重要な副次評価項目も含め薬事審 査において本剤の有効性が評価され、プラセボ群と比較した改善が認められたことから、有 用性加算(Ⅰ)(A=40%)を適用することが適当と判断した。 有用性加算(Ⅱ) 該当しない (5~30%) 該当する(A=10%) 市場性加算(Ⅰ) (10~20%) 本剤は希少疾病用医薬品に指定されていることから、加算の要件を満たす。 市場性加算(Ⅱ) 該当しない (5%) 特 定 用 途 加 算 該当しない (5~20%) 小 児 加 算 該当しない (5~20%) 該当する(A=10%) 先 駆 加 算 (10~20%) 本剤は先駆け審査指定制度の対象品目として指定を受けていることから、加算の要件を満 たす。本邦より先に複数の国で承認されていることから、加算率は10%が妥当と判断した。 迅 速 導 入 加 算 該当しない (5~10%) 革新的新薬薬価維持 該当する(主な理由:希少疾病用医薬品として指定) 制 度 へ の 該 当 性 費用対効果評価への 該当する(H2) 該 当 性 当初算定案に対する 新 薬 収 載 希 望 者 の 不 服 意 見 の 要 点 第二回算定組織 令和 年 月 日 上 記 不 服 意 見 に 対 す る 見 解 3 新医薬品の薬価算定について 整理番号 26-10-内-2 薬 効 分 類 119 その他の中枢神経系用薬(内用薬) 成 分 名 ジロキシメルフマラート 新薬収載希望者 バイオジェン・ジャパン(株) 販 売 名 ブメリティカプセル231mg(231mg1カプセル) (規格単位) 効 能 ・ 効 果 再発寛解型多発性硬化症の再発予防及び身体的障害の進行抑制 通常、成人にはジロキシメルフマラートとして1回231mg1日2回から投与 主な用法・用量 を開始し、1週間後に1回462mg1日2回に増量する。 算 定 算 定 方 式 類似薬効比較方式(Ⅰ) 成分名:フマル酸ジメチル 会社名:バイオジェン・ジャパン(株) 比 較 薬 販売名(規格単位) 薬価(1日薬価) テクフィデラカプセル240mg 4,132.00円 (240mg1カプセル) (8,264.00円) 補 正 加 算 なし 外 国 平 均 なし 価 格 調 整 算 定 薬 価 1カプセル 2,066.00円(1日薬価:8,264.00円) 外 国 価 格 新薬収載希望者による市場規模予測 予測年度 予測本剤投与患者数 予測販売金額 231mg1カプセル (ピーク時) 5年度 1.3千人 36億円 英国(MIMS) 12.26 ポンド2,537.80円 独国(Rote Liste) 8.35 ユーロ 1,503.00円 仏国(VIDAL) 6.42 ユーロ 1,155.60円 外国平均価格 1,732.10円 (参考) 231mg1カプセル 米国(WAC) 79.09 ドル 12,259.00円 (注)為替レートは令和7年9月~令和8年8月の平均 最初に承認された国(年月): 米国(2019年10月) 製造販売承認日 令和8年6月19日 薬価基準収載予定日 令和8年10月14日 ※企業都合により、今回の収載希望となった。 4 薬価算定組織における検討結果のまとめ 算定方式 類似薬効比較方式(Ⅰ) 第一回算定組織 令和8年9月11日 最 類 似 薬 選 定 の 妥 当 性 新 薬 最類似薬 成分名 ジロキシメルフマラート フマル酸ジメチル 再発寛解型多発性硬化症の再発予防 多発性硬化症の再発予防及び身体的 イ.効能・効果 及び身体的障害の進行抑制 障害の進行抑制 ロ.薬理作用 神経細胞保護作用、抗炎症作用 神経細胞保護作用、抗炎症作用 ハ.組成及び 化学構造 ニ.投与形態 内用 左に同じ 剤形 カプセル剤 左に同じ 用法 1日2回 左に同じ 補 正 加 算 画 期 性 加 算 該当しない (70~120%) 有用性加算(Ⅰ) 該当しない (35~60%) 有用性加算(Ⅱ) 該当しない (5~30%) 市場性加算(Ⅰ) 該当しない (10~20%) 市場性加算(Ⅱ) 該当しない (5%) 特 定 用 途 加 算 該当しない (5~20%) 小 児 加 算 該当しない (5~20%) 先 駆 加 算 該当しない (10~20%) 迅 速 導 入 加 算 該当しない (5~10%) 革新的新薬薬価維持 該当しない 制 度 へ の 該 当 性 費用対効果評価への 該当しない 該 当 性 当初算定案に対する 新薬収載希望者の 不 服 意 見 の 要 点 第二回算定組織 令和 年 月 日 上 記 不 服 意 見 に 対 す る 見 解 5 新医薬品の薬価算定について 整理番号 26-10-内-3 薬 効 分 類 229 その他の呼吸器官用薬(内用薬) 成 分 名 ブレンソカチブ水和物 新薬収載希望者 インスメッド合同会社 販 売 名 ブリヌスプリ錠25mg(25mg1錠) (規格単位) 効 能 ・ 効 果 非嚢胞性線維症性気管支拡張症 通常、成人及び12歳以上の小児には、ブレンソカチブとして25mgを1日1 主な用法・用量 回経口投与する。 算 定 算 定 方 式 原価計算方式 原 価 計 算 製品総原価 17,640.90円 3,260.60円 営業利益 (流通経費を除く価格の15.6%) 1,549.10円 流通経費 (消費税を除く価格の6.9%) 出典:「医薬品産業実態調査報告書」(厚生労働省医政局医薬産業振興・医療情報企画課) 消 費 税 2,245.10円 有用性加算(Ⅰ)(A=45%)、小児加算(A=5%) 加算係数 0 補 正 加 算 (加算前) (加算後) 25mg1錠 24,695.70円 → 24,695.70円 外 国 平 均 なし 価 格 調 整 算 定 薬 価 25mg1錠 24,695.70円 外 国 価 格 新薬収載希望者による市場規模予測 25mg1錠 予測本剤投 予測年度 予測販売金額 英国 247.286 ポンド51,188.20円 与患者数 外国平均価格 51,188.20円 (ピーク時) 10年度 9.5千人 490億円 (参考) 25mg1錠 米国(WAC) 244.44 ドル 37,888.20円 米国(AWP) 293.33 ドル 45,466.20円 (注1)為替レートは令和7年9月~令和8年8月の平均 (注2)米国(AWP)は従来参照していたRED BOOKの価格 最初に承認された国(年月): 米国(2025年8月) 製造販売承認日 令和8年8月24日 薬価基準収載予定日 令和8年10月14日 6 薬価算定組織における検討結果のまとめ 算定方式 原価計算方式 第一回算定組織 令和8年9月11日 原 価 計 算 方 式 を 採 用 す る 妥 当 性 新 薬 類似薬がない根拠 成分名 ブレンソカチブ水和物 本剤と同様の効能・効果、薬理 作用、化学構造を有する既収載 イ.効能・効果 非嚢胞性線維症性気管支拡張症 品はないことから、新薬算定上 の最類似薬はないと判断した。 ジペプチジルペプチダーゼ1(DPP1)阻害 ロ.薬理作用 作用 ハ.組成及び 化学構造 ニ.投与形態 内用 剤形 錠剤 用法 1日1回 補 正 加 算 画 期 性 加 算 該当しない (70~120%) 該当する(A=45%) 〔イ.新規作用機序(異なる標的分子、対象疾患領域で長期間の新規作用機序の新薬収載 がない): ①-b,①-e=2p〕 〔ハ.治療方法の改善(不十分例、重要な副次評価項目での改善): ③-a, ③-f=2p〕 有用性加算(Ⅰ) (35~60%) 本剤は気管支拡張症に対する治療薬として新規の作用機序を有し、当該疾患領域で新規の作 用機序の新薬収載が約20年以上なかったこと、既存の薬物療法で増悪を繰り返してきた患 者群において有効性が認められ、QOL等の重要な副次評価項目の改善が認められたことか ら、有用性加算(Ⅰ)(A=45%)を適用することが適当と判断した。 有用性加算(Ⅱ) 該当しない (5~30%) 市場性加算(Ⅰ) 該当しない (10~20%) 市場性加算(Ⅱ) 該当しない (5%) 特 定 用 途 加 算 該当しない (5~20%) 該当する(A=5%) 小 児 加 算 本剤は小児に係る用法・用量が明示されていること等から、加算の要件に該当する。一方 (5~20%) で、本剤の主要な臨床試験である国際共同第Ⅲ相試験に日本人小児患者の組み入れはなかっ たこと等を踏まえ、加算率は5%が妥当である。 先 駆 加 算 該当しない (10~20%) 迅 速 導 入 加 算 該当しない (5~10%) 革新的新薬薬価維持 該当する(主な理由:加算適用) 制 度 へ の 該 当 性 費用対効果評価への 該当する(H1) 該 当 性 当初算定案に対する 新薬収載希望者の 不 服 意 見 の 要 点 第二回算定組織 令和 年 月 日 上 記 不 服 意 見 に 対 す る 見 解 7 新医薬品の薬価算定について 整理番号 26-10-内-4 薬 効 分 類 399 他に分類されない代謝性医薬品(内用薬) 成 分 名 ウパダシチニブ水和物 新薬収載希望者 アッヴィ合同会社 販 売 名 リンヴォック内用液0.1%(1mg/mL)(180mg180mL1瓶) (規格単位) 既存治療で効果不十分な下記疾患 効 能 ・ 効 果 多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎 通常、2歳以上の患者には、ウパダシチニブとして、下表のとおり体重に応じ、経 口投与する。 体重 内用液 主な用法・用量 10kg以上20kg未満 3mL(3mg)を1日2回 20kg以上30kg未満 4mL(4mg)を1日2回 30kg以上 6mL(6mg)を1日2回 算 定 算 定 方 式 類似薬効比較方式(Ⅰ) 成分名:ウパダシチニブ水和物 会社名:アッヴィ合同会社 比 較 薬 販売名(規格単位) 薬価(1日薬価) リンヴォック錠15mg 4,325.80円 (15mg1錠) (4,325.80円) 剤 形 間 比 オルミエント錠4mgと同内用懸濁液2mg/mLの剤形間比:3.35726 小児加算(A=5%) 補 正 加 算 (加算前) (加算後) 180mg180mL1瓶 326,763.40円 → 343,101.60円 外 国 平 均 なし 価 格 調 整 180mg180mL1瓶 343,101.60円(1日薬価:15,24 算 定 薬 価 9.00円) 外 国 価 格 新薬収載希望者による市場規模予測 なし 予測年度 予測本剤投与患者数 予測販売金額 (ピーク時) 10年度 240人 15.2億円 (参考) 180mg180mL1瓶 米国(AWP) 4,084.10 ドル 633,035.50円 米国(WAC) 3,403.42 ドル 527,530.10円 (注1)為替レートは令和7年9月~令和8年8月の平均 (注2)米国(AWP)は従来参照していたRED BOOKの価格 最初に承認された国(年月): 米国(2024年4月) 製造販売承認日 令和8年8月24日 薬価基準収載予定日 令和8年10月14日 8 薬価算定組織における検討結果のまとめ 算定方式 類似薬効比較方式(Ⅰ) 第一回算定組織 令和8年9月11日 最 類 似 薬 選 定 の 妥 当 性 新 薬 最類似薬 成分名 ウパダシチニブ水和物 ウパダシチニブ水和物 イ.効能・効果 ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害作用 左に同じ 既存治療で効果不十分な下記疾患 ロ.薬理作用 多関節に活動性を有する若年性特発 左に同じ 性関節炎 ハ.組成及び 左に同じ 化学構造 ニ.投与形態 内用 左に同じ 剤形 内用液 錠剤 用法 1日2回 1日1回 補 正 加 算 画 期 性 加 算 該当しない (70~120%) 有用性加算(Ⅰ) 該当しない (35~60%) 有用性加算(Ⅱ) 該当しない (5~30%) 市場性加算(Ⅰ) 該当しない (10~20%) 市場性加算(Ⅱ) 該当しない (5%) 特 定 用 途 加 算 該当しない (5~20%) 該当する(A=5%) 小 児 加 算 (5~20%) 本剤は小児に係る用法・用量が明示されていること等から、加算の要件に該当す る。類似する既収載品が存在すること等から、加算率は5%が妥当である。 先 駆 加 算 該当しない (10~20%) 迅 速 導 入 加 算 該当しない (5~10%) 革新的新薬薬価維持 該当する(主な理由:小児加算適用) 制 度 へ の 該 当 性 費用対効果評価への 該当しない 該 当 性 当初算定案に対する 新薬収載希望者の 不 服 意 見 の 要 点 第二回算定組織 令和 年 月 日 上 記 不 服 意 見 に 対 す る 見 解 9 新医薬品の薬価算定について 整理番号 26-10-内-5 薬 効 分 類 429 その他の腫瘍用薬(内用薬) 成 分 名 イムルネストラントトシル酸塩 新薬収載希望者 日本イーライリリー(株) 販 売 名 イムルリオ錠200mg(200mg1錠) (規格単位) 内分泌療法後に増悪したESR1遺伝子変異を有するホルモン受容体陽性かつH 効 能 ・ 効 果 ER2陰性の手術不能又は再発乳癌 通常、成人にはイムルネストラントとして1日1回400mgを空腹時に経口投 主な用法・用量 与する。なお、患者の状態により適宜減量する。 算 定 算 定 方 式 類似薬効比較方式(Ⅰ) 成分名:カピバセルチブ 会社名:アストラゼネカ(株) 販売名(規格単位) 薬価(1日薬価) 比 較 薬 トルカプ錠200mg注) 12,053.90円 (200mg1錠) (27,551.80円) 注)革新的新薬薬価維持制度の対象品目 補 正 加 算 なし 外 国 平 均 (調整前) (調整後) 価 格 調 整 200mg1錠 13,775.90円 → 27,551.80円 算 定 薬 価 200mg1錠 27,551.80円(1日薬価:55,103.60円) 外 国 価 格 新薬収載希望者による市場規模予測 予測年度 予測本剤投与患者数 予測販売金額 200mg1錠 (ピーク時) 6年度 410人 82.4億円 英国 321.43 ポンド66,536.00円 仏国 297.32 ユーロ 53,517.60円 外国平均価格 60,026.80円 (参考) 200mg1錠 米国(AWP) 482.14 ドル 74,731.70円 米国(WAC) 401.79 ドル 62,277.50円 米国(FSS) 379.58 ドル 58,834.90円 独国(価格交渉前) 330.39 ユーロ 59,470.20円 (注1)為替レートは令和7年9月~令和8年8月の平均 (注2)米国(AWP)は従来参照していたRED BOOKの価格 最初に承認された国(年月): 米国(2025年9月) 製造販売承認日 令和7年12月22日 薬価基準収載予定日 令和8年10月14日 ※企業都合により、今回の収載希望となった。 10 薬価算定組織における検討結果のまとめ 算定方式 類似薬効比較方式(Ⅰ) 第一回算定組織 令和8年9月11日 最 類 似 薬 選 定 の 妥 当 性 新 薬 最類似薬 成分名 イムルネストラントトシル酸塩 カピバセルチブ 内分泌療法後に増悪したESR1遺伝 内分泌療法後に増悪したPIK3CA、 子変異を有するホルモン受容体陽性か AKT1又はPTEN遺伝子変異を有 イ.効能・効果 つHER2陰性の手術不能又は再発乳 するホルモン受容体陽性かつHER2 癌 陰性の手術不能又は再発乳癌 抗エストロゲン作用(選択的エストロゲ ロ.薬理作用 AKT阻害作用 ン受容体分解作用) ハ.組成及び 化学構造 ニ.投与形態 内用 左に同じ 剤形 錠剤 左に同じ 用法 1日1回 1日2回、4日間投与後休薬(~7日目) 補 正 加 算 画 期 性 加 算 該当しない (70~120%) 有用性加算(Ⅰ) 該当しない (35~60%) 有用性加算(Ⅱ) 該当しない (5~30%) 市場性加算(Ⅰ) 該当しない (10~20%) 市場性加算(Ⅱ) 該当しない (5%) 特 定 用 途 加 算 該当しない (5~20%) 小 児 加 算 該当しない (5~20%) 先 駆 加 算 該当しない (10~20%) 迅 速 導 入 加 算 該当しない (5~10%) 革新的新薬薬価維持 該当する(主な理由:加算適用品等の収載から3年以内3番手以内) 制 度 へ の 該 当 性 費用対効果評価への 該当しない 該 当 性 当初算定案に対する 新薬収載希望者の 不 服 意 見 の 要 点 第二回算定組織 令和 年 月 日 上 記 不 服 意 見 に 対 す る 見 解 11 新医薬品の薬価算定について 整理番号 26-10-内-6 薬 効 分 類 429 その他の腫瘍用薬(内用薬) 成 分 名 セバベルチニブ水和物 新薬収載希望者 バイエル薬品(株) 販 売 名 ヒアニュオ錠10mg(10mg1錠) (規格単位) 効 能 ・ 効 果 HER2(ERBB2)遺伝子変異陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌 通常、成人にはセバベルチニブとして1回20mgを1日2回食後に経口投与す 主な用法・用量 る。なお、患者の状態により適宜減量する。 算 定 算 定 方 式 類似薬効比較方式(Ⅰ) 成分名:ゾンゲルチニブ 会社名:日本ベーリンガーインゲルハイム(株) 販売名(規格単位) 薬価(1日薬価) 比 較 薬 ヘルネクシオス錠60mg注) 13,881.90円 (60mg1錠) (27,763.80円) 注)革新的新薬薬価維持制度の対象品目 ※比較薬の迅速導入加算相当額を控除した薬価合わせにより算定。 市場性加算(Ⅰ)(A=5%) 補 正 加 算 (加算前) (加算後) 10mg1錠 6,610.50円 → 6,941.00円 外 国 平 均 なし 価 格 調 整 算 定 薬 価 10mg1錠 6,941.00円(1日薬価:27,764.00円) 外 国 価 格 新薬収載希望者による市場規模予測 なし 予測年度 予測本剤投与患者数 予測販売金額 (ピーク時) 5年度 255人 21億円 最初に承認された国(年月): 米国(2025年11月) 製造販売承認日 令和8年8月24日 薬価基準収載予定日 令和8年10月14日 12 薬価算定組織における検討結果のまとめ 算定方式 類似薬効比較方式(Ⅰ) 第一回算定組織 令和8年9月11日 最 類 似 薬 選 定 の 妥 当 性 新 薬 最類似薬 成分名 セバベルチニブ水和物 ゾンゲルチニブ HER2(ERBB2)遺伝子変異陽 がん化学療法後に増悪したHER2 イ.効能・効果 性の切除不能な進行・再発の非小細胞 (ERBB2)遺伝子変異陽性の切除 肺癌 不能な進行・再発の非小細胞肺癌 ロ.薬理作用 HER2チロシンキナーゼ阻害作用 左に同じ ハ.組成及び 化学構造 ニ.投与形態 内用 左に同じ 剤形 錠剤 左に同じ 用法 1日2回 1日1回 補 正 加 算 画 期 性 加 算 該当しない (70~120%) 有用性加算(Ⅰ) 該当しない (35~60%) 有用性加算(Ⅱ) 該当しない (5~30%) 該当する(A=5%) 市場性加算(Ⅰ) (10~20%) 本剤は希少疾病用医薬品に指定されていることから、加算の要件を満たす。本剤は優先 審査の対象とはされていないことから、例外的な下限として、5%が妥当と判断した。 市場性加算(Ⅱ) 該当しない (5%) 特 定 用 途 加 算 該当しない (5~20%) 小 児 加 算 該当しない (5~20%) 先 駆 加 算 該当しない (10~20%) 迅 速 導 入 加 算 該当しない (5~10%) 革新的新薬薬価維持 該当する(主な理由:希少疾病用医薬品として指定) 制 度 へ の 該 当 性 費用対効果評価への 該当しない 該 当 性 当初算定案に対する 新薬収載希望者の 不 服 意 見 の 要 点 第二回算定組織 令和 年 月 日 上 記 不 服 意 見 に 対 す る 見 解 13 新医薬品の薬価算定について 整理番号 26-10-内-7 薬 効 分 類 449 その他のアレルギー用薬(内用薬) 成 分 名 レミブルチニブ 新薬収載希望者 ノバルティス ファーマ(株) 販 売 名 ラプシド錠25mg(25mg1錠) (規格単位) 効 能 ・ 効 果 特発性の慢性蕁麻疹(既存治療で効果不十分な患者に限る) 主な用法・用量 通常、成人にはレミブルチニブとして1回25mgを1日2回経口投与する。 算 定 算 定 方 式 原価計算方式 原 価 計 算 製品総原価 663.60円 122.70円 営 業 利 益 (流通経費を除く価格の15.6%) 58.30円 流 通 経 費 (消費税を除く価格の6.9%) 出典:「医薬品産業実態調査報告書」(厚生労働省医政局医薬産業振興・医療情報企画課) 消 費 税 84.50円 有用性加算(Ⅰ)(A=35%) 加算係数 0 補 正 加 算 (加算前) (加算後) 25mg1錠 929.00円 → 929.00円 外 国 平 均 なし 価 格 調 整 算 定 薬 価 25mg1錠 929.00円 外 国 価 格 新薬収載希望者による市場規模予測 予測年度 予測本剤投与患者数 予測販売金額 25mg1錠 (ピーク時) 米国(NADAC) 72.43 ドル 11,226.70円 7年度 3.1万人 180億円 外国平均価格 11,226.70円 (参考) 25mg1錠 米国(AWP) 90.42 ドル 14,015.10円 独国(交渉前価格) 31.34 ユーロ 5,641.20円 (注1)為替レートは令和7年9月~令和8年8月の平均 (注2)米国(AWP)は従来参照していたRED BOOKの価格 最初に承認された国(年月): 米国(2025年9月) 製造販売承認日 令和8年6月19日 薬価基準収載予定日 令和8年10月14日 ※企業都合により、今回の収載希望となった。 14 薬価算定組織における検討結果のまとめ 算定方式 原価計算方式 第一回算定組織 令和8年9月11日 原 価 計 算 方 式 を 採 用 す る 妥 当 性 新 薬 類似薬がない根拠 成分名 レミブルチニブ 同じ効能効果を有する既収載 は2品目があるが、薬理作用が イ.効能・効果 特発性の慢性蕁麻疹(既存治療で効果不十分 異なるかつ、投与形態も注射剤 な患者に限る) であり、本剤と異なる。 また、既収載2品目は薬価収載 ロ.薬理作用 ブルトン型チロシンキナーゼ阻害作用 から14年経過している品目 と算定当初は別の効能効果で 原価算定方式されたが、4回の ハ.組成及び 再算定による薬価引き下げを 化学構造 受けている品目である。 さらに、ブルトン型チロシンキ ナーゼ阻害作用を有する既収 載品は複数あるが、対象疾患領 ニ.投与形態 内用 域が異なる。 剤形 錠剤 以上から、新薬算定上の最類似 用法 1日2回 薬はないと判断した。 補 正 加 算 画 期 性 加 算 該当しない (70~120%) 該当する(A=35%) 〔イ.新規作用機序(異なる標的分子): ①-b=1p〕 〔ハ.治療方法の改善(利便性): ③-c=1p〕 有用性加算(Ⅰ) 本剤は既存治療で効果不十分な特発性の慢性蕁麻疹に対する治療薬として新 (35~60%) 規の作用機序を有すること、一定期間治療を継続する必要がある同疾患に用い る薬剤としては、初めての経口投与可能な薬剤であり、使用に際しての利便性が 著しく高いことから有用性加算(Ⅰ)(A=35%)を適用することが適当と 判断した。 有用性加算(Ⅱ) 該当しない (5~30%) 市場性加算(Ⅰ) 該当しない (10~20%) 市場性加算(Ⅱ) 該当しない (5%) 特 定 用 途 加 算 該当しない (5~20%) 小 児 加 算 該当しない (5~20%) 先 駆 加 算 該当しない (10~20%) 迅 速 導 入 加 算 該当しない (5~10%) 革新的新薬薬価維持 該当する(主な理由:加算適用) 制 度 へ の 該 当 性 費用対効果評価への 該当する(H1) 該 当 性 当初算定案に対する 新薬収載希望者の 不 服 意 見 の 要 点 第二回算定組織 令和 年 月 日 上 記 不 服 意 見 に 対 す る 見 解 15 新医薬品の薬価算定について 整理番号 26-10-注-1 薬 効 分 類 249 その他のホルモン剤(抗ホルモン剤を含む。)(注射薬) 成 分 名 セトメラノチド酢酸塩 新薬収載希望者 リズムファーマ(株) 販 売 名 イムシブリー皮下注10mg(10mg1mL1瓶) (規格単位) 効 能 ・ 効 果 後天性視床下部性肥満 通常、成人及び4歳以上の小児には、1日1回、セトメラノチドとして0.5mg から皮下投与を開始する。1週間毎に年齢及び体重に応じて0.5mg又は1. 0mgずつ、以下に示す年齢及び体重に応じた1回用量まで漸増する。なお、患 者の状態に応じて、以下に示す年齢及び体重に応じた1回用量を超えない範囲 で適宜増減する。 主な用法・用量 年齢 体重 1回用量 6歳未満 20kg未満 1.5mg 20kg以上25kg未満 2.0mg 25kg以上30kg未満 2.5mg 30kg以上 3.0mg 6歳以上 ― 3.0mg 算 定 算 定 方 式 原価計算方式 原 価 計 算 製品総原価 249,918円 46,193円 営業利益 (流通経費を除く価格の15.6%) 21,946円 流通経費 (消費税を除く価格の6.9%) 出典:「医薬品産業実態調査報告書」(厚生労働省医政局医薬産業振興・医療情報企画課) 消 費 税 31,806円 有用性加算(Ⅱ)(A=10%)、市場性加算(Ⅰ)(A=10%)、小児加 算(A=5%)、迅速導入加算(A=5%) 補 正 加 算 加算係数 0 (加算前) (加算後) 10mg1mL1瓶 349,863円 → 349,863円 外 国 平 均 なし 価 格 調 整 算 定 薬 価 10mg1mL1瓶 349,863円 外 国 価 格 新薬収載希望者による市場規模予測 (参考) 予測年度 予測本剤投与患者数 予測販売金額 ※英国、独国、仏国は、「後天性視床下部性肥満」について承 (ピーク時) 認はされているが、保険償還に向けた評価は未了であるこ 10年度 1.3千人 281億円 とから参考とした。 10mg1mL1瓶 米国(AWP) 4,543.55 ドル 704,250円 最初に承認された国(年月): 米国(WAC) 3,786.29 ドル 586,875円 米国(2020年11月) 英国 2,376.00 ポンド491,832円 ※後天性視床下部性肥満に対する承認日は2026年3月 独国(交渉前価格) 2,014.19 ユーロ 362,554円 仏国 1,787.59 ユーロ 321,766円 (注1)為替レートは令和7年9月~令和8年8月の平均 (注2)米国(AWP)は従来参照していたRED BOOKの価格 製造販売承認日 令和8年8月24日 薬価基準収載予定日 令和8年10月14日 16 薬価算定組織における検討結果のまとめ 算定方式 原価計算方式 第一回算定組織 令和8年9月11日 原 価 計 算 方 式 性 を 採 用 す る 妥 当 新 薬 類似薬がない根拠 成分名 セトメラノチド酢酸塩 本剤と同様の効能・効果、薬理作 用、化学構造を有する既収載品は イ.効能・効果 後天性視床下部性肥満 ないことから、薬価算定最類似薬 ロ.薬理作用 メラノコルチン4型1(MC4)受容体アゴニスト はないと判断した。 ハ.組成及び 化学構造 ニ.投与形態 注射 剤形 注射剤 用法 1日1回 補 正 加 算 画 期 性 加 算 該当しない (70~120%) 有用性加算(Ⅰ) 該当しない (35~60%) 該当する(A=10%) 〔イ.新規作用機序(異なる作用点): ①-a=2p〕 有用性加算(Ⅱ) (5~30%) 本剤は後天性視床下部性肥満を効能・効果として承認された初めての薬剤であり、同様の 作用機序を有する既収載品はないこと等から、有用性加算(Ⅱ)(A=10%)を適用する ことが適当と判断した。 該当する(A=10%) 市場性加算(Ⅰ) (10~20%) 本剤は希少疾病用医薬品に指定されていることから、加算の要件を満たす。 市場性加算(Ⅱ) 該当しない (5%) 特 定 用 途 加 算 該当しない (5~20%) 該当する(A=5%) 小 児 加 算 本剤は小児に係る用法・用量が明示されていること等から、加算の要件に該当する。成人 (5~20%) に加えて小児においても臨床試験を実施しているが、日本人の試験組み入れ数等を踏まえ、 加算率は5%が妥当である。 先 駆 加 算 該当しない (10~20%) 該当する(A=5%) 迅 速 導 入 加 算 本剤は国際共同治験により開発され、優先審査の対象であり、かつ本邦における承認申請 (5~10%) 及び承認は欧米において最も早い承認申請及び承認から6か月以内であることから、加算の 要件を満たす。 革新的新薬薬価維持 該当する(主な理由:希少疾病用医薬品として指定) 制 度 へ の 該 当 性 費用対効果評価への 該当する(H1) 該 当 性 当初算定案に対する 新薬収載希望者の 不 服 意 見 の 要 点 第二回算定組織 令和 年 月 日 上 記 不 服 意 見 に 対 す る 見 解 17 新医薬品の薬価算定について 整理番号 26-10-注-2 薬 効 分 類 399 他に分類されない代謝性医薬品(注射薬) 成 分 名 ウステキヌマブ(遺伝子組換え) 新薬収載希望者 ヤンセンファーマ(株) 販 売 名 ステラーラ皮下注45mgバイアル(45mg0.5mL1瓶) (規格単位) 〇既存治療で効果不十分な下記疾患 尋常性乾癬、乾癬性関節炎 効 能 ・ 効 果 〇中等症から重症の活動期クローン病の維持療法(既存治療で効果不十分な場合に限る) 〇中等症から重症の潰瘍性大腸炎の維持療法(既存治療で効果不十分な場合に限る) 〈尋常性乾癬及び乾癬性関節炎〉 通常、成人にはウステキヌマブ(遺伝子組換え)として1回45mgを皮下投与する。初回投 与及びその4週後に投与し、以降12週間隔で投与する。ただし、効果不十分な場合には1回 90mgを投与することができる。 〈クローン病/潰瘍性大腸炎〉 成人:ウステキヌマブ(遺伝子組換え)の点滴静注製剤を投与8週後に、通常、成人にはウス テキヌマブ(遺伝子組換え)として90mgを皮下投与し、以降は12週間隔で90mgを皮 主な用法・用量 下投与する。なお、効果が減弱した場合には、投与間隔を8週間に短縮できる。 〈クローン病〉 小児:ウステキヌマブ(遺伝子組換え)の点滴静注製剤を投与8週後に、通常、2歳以上の小 児にはウステキヌマブ(遺伝子組換え)として、体重40kg未満では60mg/m2(体表面 積)、体重40kg以上では90mgを皮下投与する。以降は12週間隔で体重40kg未満 では60mg/m2(体表面積)、体重40kg以上では90mgを皮下投与する。なお、効果 が減弱した場合には、投与間隔を8週間に短縮できる。 算 定 算 定 方 式 類似薬効比較方式(Ⅰ) 成分名:ウステキヌマブ(遺伝子組換え) 会社名:ヤンセンファーマ(株) 比 較 薬 販売名(規格単位) 薬価(1日薬価) ステラーラ皮下注45mgシリンジ 192,647円 45mg0.5mL1筒 (4,587円) 小児加算(A=10%) 補 正 加 算 (加算前) (加算後) 45mg0.5mL1瓶 192,654円 → 211,919円 外 国 平 均 なし 価 格 調 整 算 定 薬 価 45mg0.5mL1瓶 211,919円(1日薬価:5,046円) 外 国 価 格 新薬収載希望者による市場規模予測 予測年度 予測本剤投与患者数 予測販売金額 45mg0.5mL1瓶 (ピーク時) 英国(MIMS) 2,147.00 ポンド 444,429円 4年度 166人 3.2億円 外国平均価格 444,429円 (参考) 45mg0.5mL1瓶 米国(AWP) 18,365.44 ドル 2,846,643円 米国(WAC) 15,304.53 ポンド2,372,202円 独国(価格交渉前) 5,818.60 ユーロ 1,047,348円 (注1)為替レートは令和7年9月~令和8年8月の平均 (注2)米国(AWP)は従来参照していたRED BOOKの価格 最初に承認された国(年月): 米国・欧州(2026年4月) 製造販売承認日 令和8年8月24日 薬価基準収載予定日 令和8年10月14日 18 薬価算定組織における検討結果のまとめ 算定方式 類似薬効比較方式(Ⅰ) 第一回算定組織 令和8年9月11日 最 類 似 薬 選 定 の 妥 当 性 新 薬 最類似薬 成分名 ウステキヌマブ(遺伝子組換え) ウステキヌマブ(遺伝子組換え) 〇既存治療で効果不十分な下記疾患 尋常性乾癬、乾癬性関節炎 〇中等症から重症の活動期クローン 病の維持療法(既存治療で効果不十分 イ.効能・効果 左に同じ な場合に限る) 〇中等症から重症の潰瘍性大腸炎の 維持療法(既存治療で効果不十分な場 合に限る) ロ.薬理作用 IL-12/23p40阻害作用 左に同じ 449個のアミノ酸残基からなるH鎖 ハ.組成及び (γ1鎖)2分子及び214個のアミ 左に同じ 化学構造 ノ酸残基からなるL鎖(κ鎖)2分子 で構成される糖タンパク質 注射 ニ.投与形態 左に同じ 注射剤 剤形 左に同じ 12週に1回又は8週に1回 皮下 用法 左に同じ 投与 補 正 加 算 画 期 性 加 算 該当しない (70~120%) 有用性加算(Ⅰ) 該当しない (35~60%) 有用性加算(Ⅱ) 該当しない (5~30%) 市場性加算(Ⅰ) 該当しない (10~20%) 市場性加算(Ⅱ) 該当しない (5%) 特 定 用 途 加 算 該当しない (5~20%) 該当する(A=10%) 小 児 加 算 本剤は小児に係る用法・用量が明示されていること等から、加算の要件に該当する。本 (5~20%) 剤は薬事上、類薬で使用できない2歳から5歳の小児にも使用可能となっていることか ら、加算率は10%が妥当である。 先 駆 加 算 該当しない (10~20%) 迅 速 導 入 加 算 該当しない (5~10%) 革新的新薬薬価維持 該当する(主な理由:小児加算適用) 制 度 へ の 該 当 性 費用対効果評価への 該当しない 該 当 性 当初算定案に対する 新薬収載希望者の 不 服 意 見 の 要 点 第二回算定組織 令和 年 月 日 上 記 不 服 意 見 に 対 す る 見 解 19 新医薬品の薬価算定について 整理番号 26-10-注-3 薬 効 分 類 625 抗ウイルス剤(注射薬) 成 分 名 ベピロビルセンナトリウム 新薬収載希望者 グラクソ・スミスクライン(株) 販 売 名 ヒブサーゴ皮下注150mgシリンジ(150mg1mL1筒) (規格単位) 効 能 ・ 効 果 B型肝炎ウイルス持続感染における機能的治癒 通常、成人にはベピロビルセンとして1回300mgを投与1週目及び2週目 主な用法・用量 は3~4日毎に週2回、投与3週目以降は24週目まで週1回、皮下注射する。 投与に際しては、必ず核酸アナログと併用すること。 算 定 算 定 方 式 原価計算方式 原 価 計 算 製品総原価 130,733円 24,164円 営業利益 (流通経費を除く価格の15.6%) 11,480円 流通経費 (消費税を除く価格の6.9%) 出典:「医薬品産業実態調査報告書」(厚生労働省医政局医薬産業振興・医療情報企画課) 消 費 税 16,638円 有用性加算(Ⅰ)(A=50%)、先駆加算(A=10%) 加算係数 0 補 正 加 算 (加算前) (加算後) 150mg1mL1筒 183,015円 → 183,015円 外 国 平 均 なし 価 格 調 整 算 定 薬 価 150mg1mL1筒 183,015円 外 国 価 格 新薬収載希望者による市場規模予測 なし 予測年度 予測本剤投与患者数 予測販売金額 (ピーク時) 4年度 5.6千人 398億円 最初に承認された国(年月):日本 製造販売承認日 令和8年8月24日 薬価基準収載予定日 令和8年10月14日 20 薬価算定組織における検討結果のまとめ 算定方式 原価計算方式 第一回算定組織 令和8年9月11日 原 価 計 算 方 式 を 採 用 す る 妥 当 性 新 薬 類似薬がない根拠 成分名 ベピロビルセンナトリウム 本剤の効能又は効果である「B型 肝炎ウイルス持続感染における B型肝炎ウイルス持続感染における機能的治 イ.効能・効果 機能的治癒」の適応を有する既収 癒 載品はなく、本剤と同様の薬理作 用、化学構造を有する既収載品も ロ.薬理作用 HBV由来のmRNA分解作用 ないことから、薬価算定上の最類 似薬はないと判断した。 分子式C H N Na O P ハ.組成及び 230 290 88 19 115 19 S の部分的に化学修飾された20個のヌ 化学構造 19 クレオチド残基からなる。 ニ.投与形態 注射 剤形 注射剤(キット製品) 用法 週に1回 補 正 加 算 画 期 性 加 算 該当しない (70~120%) 該当する(A=50%) 〔イ.新規作用機序(異なる作用点/異なる創薬及び製造プロセス/対象疾患領域で長期 間の新規作用機序の新薬収載がない): ①-a/d/e=4p〕 〔ハ.治療方法の改善(不十分例): ③-a=1p〕 有用性加算(Ⅰ) (35~60%) 本剤はHBV由来のmRNAに結合することでタンパク質の産生を阻害するB型肝炎治 療薬であり、既存薬とは異なる約26年ぶりの新規作用機序医薬品であること、既存治療で 効果が不十分な患者を対象とした臨床試験において、既存治療では稀であった機能的治癒の 達成を認めていること等から、有用性加算(Ⅰ)(A=50%)を適用することが適当と判 断した。 有用性加算(Ⅱ) 該当しない (5~30%) 市場性加算(Ⅰ) 該当しない (10~20%) 市場性加算(Ⅱ) 該当しない (5%) 特 定 用 途 加 算 該当しない (5~20%) 小 児 加 算 該当しない (5~20%) 該当する(A=10%) 先 駆 加 算 本品は世界に先駆けて日本で承認されたものであることから、加算の要件を満たす。一方 (10~20%) で、本剤の承認申請に係る臨床試験における日本人患者の組み入れ数は諸外国と比較し、特 別優れているわけではないことから、限定的な評価とした。 迅 速 導 入 加 算 該当しない (5~10%) 革新的新薬薬価維持 該当する(主な理由:加算適用) 制 度 へ の 該 当 性 費用対効果評価への 該当する(H1) 該 当 性 当初算定案に対する 新薬収載希望者の 不 服 意 見 の 要 点 第二回算定組織 令和 年 月 日 上 記 不 服 意 見 に 対 す る 見 解 21 新医薬品の薬価算定について 整理番号 26-10-外-1 薬 効 分 類 229 その他の呼吸器官用薬(外用薬) 成 分 名 ブデソニド/グリコピロニウム臭化物/ホルモテロールフマル酸塩水和物 新薬収載希望者 アストラゼネカ(株) ビレーズトリ14.4エアロスフィア56吸入(56吸入1キット) 販 売 名 ビレーズトリ14.4エアロスフィア120吸入(120吸入1キット) (規格単位) (1吸入中、ブデソニド/グリコピロニウム/ホルモテロールフマル酸塩として 1 60μg/14.4μg/4.8μgを含有) 気管支喘息(吸入ステロイド剤、長時間作用性吸入抗コリン剤及び長時間作用性 効 能 ・ 効 果 吸入β 刺激剤の併用が必要な場合) 2 通常、成人及び12歳以上の小児には、ビレーズトリ14.4エアロスフィア1 主な用法・用量 回2吸入(ブデソニドとして320μg、グリコピロニウムとして28.8μg、 ホルモテロールフマル酸塩として9.6μg)を1日2回吸入投与する。 算 定 算 定 方 式 規格間調整 成分名:ブデソニド/グリコピロニウム臭化物/ホルモテロールフマル酸塩水和物 会社名:アストラゼネカ(株) 販売名(規格単位) 薬価(1日薬価) 比 較 薬 ビレーズトリエアロスフィア120吸入注) 8,771.90円 (120吸入1キット) (292.40円) 注)革新的新薬薬価維持制度の対象品目 ①エナジア吸入用カプセル中用量及びエナジア吸入用カプセル高用量の 規格間比:0.19146 規 格 間 比 ②ビレーズトリエアロスフィア56吸入とビレーズトリエアロスフィア120吸 入の規格間比:0.99998 小児加算(A=5%) 補 正 加 算 (加算前) (加算後) 120吸入1キット 9,944.10円 → 10,441.30円 外 国 平 均 なし 価 格 調 整 キット特徴部 56吸入1キット 4,872.70円 → 4,936.40円 位の原材料費 120吸入1キット 10,441.30円 → 10,505.00円 56吸入1キット 4,936.40円 算 定 薬 価 120吸入1キット 10,505.00円(1日薬価:350.20円) 外 国 価 格 新薬収載希望者による市場規模予測 なし 予測年度 予測本剤投与患者数 予測販売金額 (ピーク時) (参考) 8年度 94万人 272億円 120吸入1キット 米国(AWP) 821.32 ドル 127,304.60円 米国(WAC) 684.43 ドル 106,086.70円 (注1)為替レートは令和7年9月~令和8年8月の平均 (注2)米国(AWP)は従来参照していたRED BOOKの価格 最初に承認された国(年月): 米国(2026年4月) 製造販売承認日 令和8年8月24日 薬価基準収載予定日 令和8年10月14日 22 薬価算定組織における検討結果のまとめ 算定方式 規格間調整 第一回算定組織 令和8年9月11日 最 類 似 薬 選 定 の 妥 当 性 新 薬 最類似薬 ブデソニド/グリコピロニウム臭化物/ 成分名 左に同じ /ホルモテロールフマル酸塩水和物 慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎、肺 気管支喘息(吸入ステロイド剤、長時 気腫)の諸症状の緩解(吸入ステロイ 間作用性吸入抗コリン剤及び長時間作 イ.効能・効果 ド剤、長時間作用性吸入抗コリン剤及 用性吸入β 刺激剤の併用が必要な場 2 び長時間作用性吸入β 刺激剤の併用 合) 2 が必要な場合) β受容体刺激作用/抗コリン作用/ ロ.薬理作用 左に同じ 抗炎症作用 ハ.組成及び 左に同じ 化学構造 ニ.投与形態 外用 左に同じ 剤形 吸入剤(キット製品) 左に同じ 用法 1日2回吸入 左に同じ 補 正 加 算 画 期 性 加 算 該当しない (70~120%) 有用性加算(Ⅰ) 該当しない (35~60%) 有用性加算(Ⅱ) 該当しない (5~30%) 市場性加算(Ⅰ) 該当しない (10~20%) 市場性加算(Ⅱ) 該当しない (5%) 特 定 用 途 加 算 該当しない (5~20%) 該当する(A=5%) 小 児 加 算 本剤は小児に係る用法・用量が明示されていること等から、加算の要件に該当する。 (5~20%) 12歳以上の小児に使用できる気管支喘息の吸入薬が既に存在し、臨床試験に組み入 れられた日本人小児患者が1例のみであること等を踏まえ、加算率は5%が妥当であ る。 先 駆 加 算 該当しない (10~20%) 迅 速 導 入 加 算 該当しない (5~10%) 革新的新薬薬価維持 該当する(主な理由:小児加算適用) 制 度 へ の 該 当 性 費用対効果評価への 該当しない 該 当 性 当初算定案に対する 新薬収載希望者の 不 服 意 見 の 要 点 第二回算定組織 令和 年 月 日 上 記 不 服 意 見 に 対 す る 見 解 23

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