中医協総会で令和7年度医療費動向、OTC類似薬の保険外療養化、薬機法改正に伴う省令見直し等を審議
- 令和7年度概算医療費は49.2兆円、対前年同期比2.6%増
- 受診延日数は▲0.7%、1日当たり医療費は3.3%増
- OTC類似薬の一部保険外療養、対象医薬品の薬剤費4分の1を別途負担に
- 保険薬局の処方箋・調剤録の保存期間を3年間から5年間に延長する改正を答申
- 令和8年熊本地震の被災者への一部負担金等支払い猶予措置を令和8年11月末まで継続
第656回中医協総会では、まず令和7年度の概算医療費の動向が報告され、医療費は49.2兆円で前年度比2.6%増、受診延日数は▲0.7%、1日当たり医療費は3.3%増であったことが示された。次にOTC類似薬の保険給付の見直し(その2)について、前回総会や社会保障審議会医療保険部会、患者団体ヒアリングでの意見が報告され、指定難病患者やアトピー性皮膚炎患者への配慮、別途の負担の対象外とする基準の明確化などが論点として挙げられた。続いて、一部保険外療養の創設に伴う療養担当規則等の見直しについて厚生労働大臣から諮問があり、処方箋様式に「一部保険外療養」欄を追加することや、院内掲示義務を課さないこと、対象医薬品の薬剤費の4分の1を別途の負担とすることなどが示された。また、薬機法等改正に伴う保険薬局及び保険薬剤師療養担当規則等の見直しについても諮問があり、処方箋及び調剤録の保存期間を3年間から5年間に延長する改正案が示され、答申書により了承された。これに関連し、令和9年5月20日施行の薬機法改正の概要(医薬品の品質・安全性確保の強化、安定供給体制の強化、創薬環境整備、薬局機能強化等)も説明された。その他、令和8年熊本地震の被災者に係る一部負担金等の取扱いや診療報酬請求の特例措置についての事務連絡も資料として示された。