幹細胞投与死亡事例等の行政処分と第一種提供計画2件の適合性確認が議題に
- 令和7年8月20日ティーエスクリニックで幹細胞静脈投与後に患者死亡
- コージンバイオ社に令和8年1月23日改善命令発出
- 銀座鳳凰クリニックに令和8年2月20日改善命令発出
- 長崎大学病院の自己肝前駆細胞CLiP移植術の適合性確認を審議
- 福岡大学病院の同種膵島移植変更計画は報告事項
第114回再生医療等評価部会では、再生医療等の安全性の確保等に関する法律に基づく行政処分等について非公開で議論された。令和7年8月20日にティーエスクリニック(後の東京サイエンスクリニック)で、特定細胞加工物の静脈投与途中に患者が急変し死亡する事例が発生したことを受け、同クリニックと製造施設のコージンバイオ株式会社埼玉細胞加工センターに緊急命令・立入検査を実施し、令和8年1月23日にコージンバイオ社へ改善命令を発出したことが報告された。クリニックは廃止届出のため改善命令は発出されなかった。また、銀座鳳凰クリニックについても、提供計画に記載のない薬剤混同投与等の法令違反が確認され、令和8年2月20日に改善命令が発出されたことが示された。これらを踏まえ、特定細胞加工物の静脈投与のリスク、重症患者への提供判断、救急対応体制の整備、有害事象発生時の試料保管等について関係機関への注意喚起を行う方針が示された。審議事項としては、長崎大学病院の自己肝前駆細胞CLiP移植術に関する第一種再生医療等提供計画の提供基準への適合性確認、及び福岡大学病院の同種膵島移植の変更計画(報告事項)が議題として挙げられた。