流改懇で仕切価率の上昇傾向と一社流通の情報提供徹底、卸への補助金採択結果を報告
- 2025年度の仕切価率と納入価率の差は2.2%、割戻し率は5.6%で2018年度以降最小
- 仕切価率アンケートで上昇5,877・同水準15,216・下降1,614包装単位
- 逆ザヤ仕切価率の包装単位割合は令和8年3月6.9%に上昇
- 製薬協が一社流通の理由等の丁寧な情報提供徹底を会員会社に周知
- 卸向け安定供給支援補助金(63億円)で27事業者を採択
第42回医療用医薬品の流通改善に関する懇談会では、まず流通改善の課題と進捗状況として仕切価率の状況が報告された。2025年度の仕切価率と納入価率の差は2.2%(対前年度比▲0.1%)で2018年度以降最小、割戻し率も5.6%(対前年度比▲0.1%)で2018年度以降最小となった。製薬協・JGA加盟89社へのアンケートでは、仕切価率が上昇した包装単位は5,877、同水準15,216、下降1,614であった。また令和8年3月時点で仕切価率96%未満の包装単位は年々減少し、98%以上100%未満の割合が98%未満を上回り最も高くなった。逆ザヤ仕切価率(100%以上)の包装単位割合は令和6年3月5.8%、令和7年3月6.4%、令和8年3月6.9%と上昇傾向にあることが示された。次に一社流通について、製薬協から会員会社への丁寧な情報提供の周知徹底や、卸連との情報共有体制整備の取り組みが報告された。厚労省からは、一社流通の新規契約の手続きに時間がかかることや、災害時の安定供給への懸念、価格競争が働かないことへの懸念といった課題が挙げられ、今後もアンケート等でフォローアップし、進捗状況を流改懇で共有し注視していくことが示された。さらに補助金事業として、令和7年度補正予算63億円による「医薬品卸業者に対する継続的な安定供給支援事業」の令和8年度採択結果が報告され、アルフレッサ株式会社や株式会社スズケンなど27事業者が採択された。