流通コスト上昇・逆ザヤの実態把握と安定確保医薬品見直しに伴う別枠品の取扱いを議論
- 後発医薬品の流通不採算率10.5%、長期収載品6.9%(令和6年度)
- 逆ザヤ仕切価率設定の包装単位割合は令和7年3月に6.4%まで上昇
- 逆ザヤ設定理由は原材料費高騰が約8割、販売管理費高騰が約5割以上
- 卸連が流通改善ガイドライン改訂や単品単価交渉の促進を要望
- 改正法施行に伴い供給確保医薬品・重要供給確保医薬品の別枠品取扱いを議論
第40回流改懇では、インフレ基調下における医薬品取引の現状として、厚生労働省が流通コストの上昇と逆ザヤの状況を資料で示した。令和6年度の流通不採算率は後発医薬品10.5%、長期収載品6.9%で、逆ザヤ率はそれぞれ0.095%、0.003%だった。仕切価率アンケートでは、逆ザヤ仕切価(100%以上)が設定された包装単位の割合が令和5年3月の5.2%から令和7年3月には6.4%に上昇し、理由として原材料費高騰(約8割)や販売管理費高騰(約5割以上)が挙げられた。納入価率の逆ザヤ品目も全カテゴリーで増加傾向にあることが示された。卸連からは資料1-3で、流通改善ガイドラインの改訂(メーカー価格設定に流通経費を踏まえることの明記等)や単品単価交渉の更なる促進に加え、中間年薬価改定の廃止や低薬価品の薬価下支えの検討を求める意見が出された。資料2では、令和7年11月20日施行の改正法により「安定確保医薬品」が「供給確保医薬品」「重要供給確保医薬品」として医療法に規定されることを踏まえ、①供給確保医薬品のうち別枠品として扱う対象、②ワクチンを別枠品とすることの是非、③不採算品再算定適用から2年経過した品目の取扱い、という論点が示され議論された。資料の冒頭部分では結論の記載は確認できない。