医療保険部会で高額療養費制度の見直し論点と長期収載品の選定療養拡大が議論された
- 高額療養費制度の在り方に関する専門委員会が第1回~第5回まで開催済み
- 第5回専門委員会で3つの論点(医療費増大対応・負担能力に応じた負担・セーフティネット機能)を提示
- 70歳以上の外来特例や所得区分の在り方について意見が出された
- 長期収載品の選定療養について対象範囲拡大・負担額拡大の両論が出された
- 後発医薬品の使用促進に関する診療報酬上の評価の経緯(2002年~2016年)が資料提示された
第202回社会保障審議会医療保険部会では、資料1-1「高額療養費制度について」と資料1-2「薬剤給付の在り方について」が示され、医療保険制度改革について議論された。高額療養費制度については、社会保障審議会医療保険部会の下に設置された「高額療養費制度の在り方に関する専門委員会」の経過が報告され、第1回から第5回までのヒアリングや議論の内容が紹介された。第5回専門委員会(令和7年10月22日開催)では、高齢化の進展や医療の高度化等により増大する医療費への対応、年齢にかかわらない負担能力に応じた負担(70歳以上の外来特例の在り方、所得区分の在り方)、セーフティネット機能としての制度の在り方という3つの論点が示され、委員からは自己負担限度額の見直しの必要性や、低所得者・長期療養者への配慮を求める意見が出された。資料1-2では、長期収載品の保険給付の在り方について、前回(令和7年10月16日開催)の医療保険部会で出された意見が整理され、選定療養の対象範囲拡大や負担額(長期収載品と後発品の価格差)の全額適用への拡大を求める意見、後発医薬品の安定供給問題への対応を求める意見などが紹介された。医薬品のライフサイクルや後発医薬品使用促進に関する診療報酬上の評価の経緯(2002年~2016年)についても資料が示された。