再生医療等評価部会でヒトES細胞樹立指針の見直し方向性と2件の提供計画適合性を審議
- ヒトES細胞樹立指針の見直し方向性を審議事項として公開審議
- 令和8年2月13日改正・同年4月1日施行のヒト胚モデル規制を踏まえ樹立指針改正を検討
- ES細胞等由来生殖細胞の受精を基礎的研究範囲で容認する方向性を提示
- 生殖細胞・ヒト胚関連指針の統合を進める方針、ES細胞樹立規定は統合指針に含めない
- 藤田医科大学羽田クリニック等2件の第一種再生医療等提供計画を非公開審議
第116回厚生科学審議会再生医療等評価部会が令和8年4月15日に開催され、議題1として「ヒトES細胞の樹立に関する指針の見直しの方向性について」が公開審議された。資料では、ヒトES細胞の樹立に関する指針(文部科学省・厚生労働省共管)の背景として、総合科学技術・イノベーション会議生命倫理専門調査会での議論を受け、幹細胞由来生殖細胞の受精を条件付きで認める方向性が示され、関係省庁で具体的ルールの検討が進められていることが説明された。また、ヒト胚モデルの胎内移植・個体産生の禁止等に係る使用指針の改正(令和8年2月13日改正、同年4月1日施行)に伴い、樹立指針についても所要の改正を行う方向性が示された。改正の方向性として、ES細胞等から作成した生殖細胞の受精を基礎的研究の範囲で容認すること、生殖細胞やヒト胚に関する複数指針を統合することが挙げられ、ES細胞樹立に関する規定は統合指針には含めない方針が示された。資料1-2では、現行指針と改正案の条文比較表が示され、「胚」「ヒト胚」「生殖細胞」等の用語定義の見直し内容が提示された。議題2として、藤田医科大学羽田クリニック及び東海大学医学部付属病院からの第一種再生医療等提供計画について、再生医療等提供基準への適合性確認が非公開で審議事項とされた。