医療保険制度改革・診療報酬改定の基本方針・高額療養費制度の3議題を審議
- 医療保険部会は9月18日の前回会合での主な意見を資料1として整理・報告
- 令和8年度診療報酬改定の基本方針案として基本認識・基本的視点・具体的方向性の例を提示
- 高額療養費制度の在り方に関する専門委員会はこれまで4回開催済み
- 専門委員会では自己負担限度額引き上げ時の負担急増への配慮や年間上限設定が論点に
- 過去の診療報酬改定(平成30年度~令和6年度)の基本方針と比較する参考資料も提出
第198回社会保障審議会医療保険部会では、3つの議題が取り上げられた。資料1では、9月18日開催の前回部会での主な意見が整理され、世代間・世代内の公平性確保、給付と負担の見直しによる医療保険の持続可能性確保、現役世代からの予防・健康づくり促進、医療現場を取り巻く環境変化への対応といった論点について委員の意見が紹介された。資料2では、令和8年度診療報酬改定の基本方針について、改定にあたっての基本認識(物価・賃金上昇や人口構造の変化、2040年頃を見据えた医療提供体制の構築、医療DXやイノベーション推進など)と、基本的視点・具体的方向性の例が示され、過去の改定(平成30年度~令和6年度)の基本方針と比較する形で検討の方向性が提示された。資料3では、高額療養費制度について、社会保障審議会医療保険部会の下に設置された「高額療養費制度の在り方に関する専門委員会」の概要と委員構成、これまで4回の開催状況(意見交換、患者団体等ヒアリング、保険者等ヒアリング、制度検討)が報告され、第4回専門委員会での主な意見として、制度の見直しの必要性は共通認識となっている一方、自己負担限度額引き上げに伴う急激な負担増への配慮や、年間上限の設定、多数回該当のカウント引き継ぎなど運用面の課題について議論があったことが示された。