OTC類似薬の保険給付見直しの実施に向けたとりまとめ案と令和7年度医療費動向(49.2兆円、+2.6%)を報告
- OTC類似薬77成分で薬剤費4分の1を別途負担、令和9年3月施行
- 中間とりまとめへのパブコメ897件を精査し部会で検討
- 患者団体代表者4団体が専門委員として意見聴取に参加
- 令和7年度概算医療費は49.2兆円、対前年比+2.6%
- 調剤の1日当たり医療費は+5.0%で診療種類別最大の伸び
第216回医療保険部会では2つの議題が扱われた。1つ目はOTC類似薬の保険給付の見直しの実施についてで、昨年度の部会議論を踏まえ、本年6月公布の健康保険法等改正法により「一部保険外療養」が創設され、対象のOTC類似薬(77成分)使用時に薬剤費の4分の1を別途負担とする仕組みが令和9年3月から施行されることが示された。制度実施までの論点整理のため「OTC類似薬の保険給付の見直しの実施に向けた技術的検討会」が立ち上げられ、令和8年6月以降計4回議論し、8月6日に中間とりまとめを公表。医療保険部会では8月以降、患者団体代表者(全国がん患者団体連合会、日本難病・疾病団体協議会等)の専門委員の意見聴取や、中間とりまとめへのパブリックコメント(897件)の精査を経て、長期使用の基準明確化、ステロイド外用薬の取扱い、指定難病患者等の確認方法、周知広報等について医療保険部会として成案とすべき内容が示された。2つ目の議題は令和7年度医療費の動向の報告で、概算医療費は49.2兆円、対前年比+2.6%の伸びとなり、医科入院19.6兆円(+2.3%)、医科入院外16.5兆円(+1.6%)、歯科3.5兆円(+3.5%)、調剤8.8兆円(+3.9%)であったことが報告された。