2026年7月30日、Alnylam Pharmaceuticalsの株価が1日で約30%下落し、時価総額にして120億ドル近くが失われた。決算発表において主力フランチャイズのTTRアミロイドーシス治療薬Amvuttra・Onpattroの通期売上見通しを2億ドル引き下げたことが要因。
BioPharma Diveの記事ではこれを“one-two punch”と評している。

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TTRフランチャイズ売上見通しが今回の見直しで44億〜47億ドルから42億〜45億ドルへと引き下げされている。会社説明によるとAmvuttraの発売初期の急成長はそれまで治療を待っていた蓄積需要(pent-up demand)によるものであり、それが正常化(normalized)したとのこと。
Q2のAmvuttra売上は10億1,000万ドルで、アナリスト予想平均の10億5,000万ドルを3%下回っている。この決算発表を受け、Alnylam株は前日終値286ドルから、木曜午後には200ドル前後まで下落している。

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One-two punchの1つはAstraZenecaとIonisが共同開発する競合薬Wainuaの第III相試験CARDIO-TTRansformが失敗(主要評価項目未達)で、他の治療を受けている患者に対してAmvuttraがどの程度有用であるかについて懐疑的になったとされる。

Cantor FitzgeraldのアナリストOlivia Brayer Saunders氏は「2026年の期待は野心的だと分かっていたが、ガイダンス引き下げまでは予想していなかった」と述べ、Wainuaの失敗したP3データの詳細が8月下旬の医学会議で発表されるまでAlnylamの株価に影響し続ける可能性があると述べている。

ちなみにAlnylamは2025年Q4決算を発表の際にも同じようなことが起きている。Amvuttra単体の売上8億2,700万ドルがアナリスト予想を約3%下回り、発表後に株価は1カ月で約19%下落している。
今回の件に関して、アナリストKostas Biliouris氏は「一部の投資家はガイダンス削減を予想していたかもしれないが、年内のこんなに早い時期に来るのは驚きだ。IQVIAが追跡する処方データは、当初予測の達成を示唆していたのに。“While some investors may have been expecting a guidance reduction, “it comes as a surprise to us” for one to come this early in the year, especially since prescription rates tracked by healthcare data specialist Iqvia suggest the company could meet its original predictions.”」と述べている。