エーザイが2026年5月25日の経営戦略説明会で、2026〜2028年度の3カ年の中期計画を示した。2028年度に売上収益1兆円(過去最高、+20%)、コア営業利益900億円という目標を掲げている。3年間で売上で約2割、コア営業利益で約8割を増加させる目標になっている。

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これを支える成長ドライバーの製品は同社が「3L」と呼ぶ3製品(レンビマ、デエビゴ、レケンビAD治療)となっている。2025年度に売上の約6割を占めるこの3製品は2028年度には約7割まで高める計画となる。とりわけ売上1兆円のための鍵となるがレケンビの成長となっている。

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レンビマは、2025年度の3,425億円から2028年度は2,500億円レベルへと縮小していき、レケンビと売上規模は逆転することになる。デエビゴは643億円から1,000億円レベルへと伸びるが、レケンビより規模が小さい。
そのためこの計画はいかにレケンビが成長するかにかかっており、皮下注(SC-AI)、血液バイオマーカー(BBM)による確定診断の普及、実臨床データ(RWE)の蓄積などがビジネスマイルストンとなっている。で処方医を広げ、抗アミロイド治療(AAT)市場での標準治療の地位を確立する、という筋書きだ。

レケンビ以降も“Make AD Curable”を掲げ、作用の異なる複数の薬剤を連続して投入する構想をとなっている。
ADのもう一つの病理であるタウ蛋白の伝播を止める抗MTBRタウ抗体エタラネツグ(E2814)は孤発性ADを対象として第2相のトップラインデータが2027年度中に発表予定。さらに、傷ついた神経の機能回復を狙うE2511も開発中となっている。

この中期計画を達成できるのかどうかは、レケンビの成長がどこまでプラン通りに進むかにかかっている。