2026年7月15日に発表されたジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の第2四半期決算は、同社トップ製品だったステラーラの売上特許切れで急減する中でもトレムフィアの伸びで埋め合わせることにより、売上見通しが上方修正となった。
Fiercepharmaはこの状況を“No patent protection for Stelara? No problem for J&J as Tremfya fills the void”と題している。

https://www.fiercepharma.com/pharma/no-patent-protection-stelara-no-problem-jj-tremfya-fills-void

決算資料によれば、ステラーラの世界売上は前年同期比55%減の7億4,000万ドルまで落ち込んだ。一方で同社の別の免疫領域の主力製品トレムフィアが72%増の20億5,000万ドルを記録し、ステラーらの減少幅の94% を埋めている。トレムフィアは四半期として初めて20億ドルの大台を突破している。

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ステラーラは2024年には売上104億ドルを記録しているJ&Jトップのブロックバスター製品だったが、特許切れにより2025年には67億ドルへ縮小。そして2026年第2四半期には、四半期換算でわずか7億4,000万ドルの水準まで落ち込んでいる。それでも同社の製薬部門(Innovative Medicine)は前年比6.8%の成長をしている。

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https://www.jnj.com/media-center/press-releases/johnson-johnson-reports-q2-2026-results-raises-2026-outlook
https://s203.q4cdn.com/636242992/files/doc_financials/2026/q2/2Q26-Earnings-Press-Release-Final.pdf

決算説明会ではこれを牽引したのはIBD領域(潰瘍性大腸炎とクローン病)におけるトレムフィアのパフォーマンスだと説明されている。トレムフィアは、競合はアッヴィのIL-23阻害薬スキリージなどを有する中でも新規患者の過半数に使われているとのこと。
会見では「ステラーラがあった当時、その売上の75%超はIBD領域からのものだった。トレムフィアにそれ以上ができない理由はない(And as a reminder, back when we had Stelara here, over 75% of Stelara sales were in IBD. There is absolutely no reason why Tremfya can’t do that or even more)」と述べられている。
つまりステラーラが最も使われていた疾患領域においてうまく後継薬を伸ばしていることとなる。

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J&Jは同じ決算で、免疫領域の次世代製品であるイコタイドにも触れている。4カ月前にFDA承認を取得した新しいIL-23阻害薬イコタイド(Icotyde)は、注射による生物学的製剤が主流を占める尋常性乾癬市場に、1日1回服用の経口薬として評価されている。発売間もないため売上高は公表されていないが、J&Jは11,000人の患者に対して、6,000人の異なる医師から処方されたと発表している。

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以上を踏まえた免疫領域での順調な伸びにより、第2四半期の全社売上は253億ドル(前年比6.6%増)に達しており、通期見込は1,011億ドル(7.3%増)へ上方修正された。実現すれば、140年の社史で初めて年間売上1,000億ドルを超えることになる。腫瘍領域も17%の増収で四半期売上は74億ドルに達しており、多発性骨髄腫治療薬ダーザレックスは17.6%増の40億ドル超で同社最大製品となっている。また、新しい世代の治療薬であるカーヴィクティが47.7%増、テクベイリが56.1%増、タルベイが62.6%増と、いずれも急伸している。同社は2030年までに、売上500億ドル超で腫瘍領域No.1の企業になる軌道だと述べている。
https://s203.q4cdn.com/636242992/files/doc_financials/2026/q2/2Q26-Earnings-Press-Release-Final.pdf
https://www.jnj.com/media-center/press-releases/johnson-johnson-reports-q2-2026-results-raises-2026-outlook

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