2026年6月10日、がん創薬のParabilis Medicines(パラビリス・メディシンズ)が、ナスダックへの新規株式公開(IPO)で6.7億ドルを調達した。1株20ドルで3,350万株を売り出した結果で、バイオテクセクター史上最大のIPOとのこと。

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記事によれば、IPOの規模は当初の想定は純4.76億ドルで、それが今週前半に5.53億ドルへ引き上げられ、最終的に総額6.7億ドルに達した。
資金の使い道は1.9億ドルがERG・AR・β-カテニンといった標的の「分解薬(デグレーダー)」のパイプラインアセットの臨床開発に充てられる。1.5億ドルは主力候補zolucatetideのデスモイド腫瘍向け第3相臨床開発、1.2億ドルは同薬の第1相継続(家族性大腸ポリポーシス、肝細胞がん、その他Wnt経路変異の固形がん)のための資金となる。

ParabilisのCEOはMathai Mammen氏で、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の研究開発グローバル責任者を務めた人物であり、同氏は「研究・開発・製造・商業化まで自前で手がける、大きく重要な会社にしたい」と語っている。従業員は145人に、フルタイムのコンサルタント31人。

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これまでの資金調達でも2021年のシリーズC(1.07億ドル)に始まり、D(1.78億ドル, 2022年)、E(1.45億ドル, 2024年)、そして今年初のF(3.05億ドル)と、大型調達を連発していた。さらに今年はRegeneronから前払い5,000万ドルと5,500万ドルの株式投資も獲得している。

まだ上市された製品が1つもない中での史上最大のIPOであり、将来的な価値が先取りされていることとなる。果たして期待通りのブロックバスターが生まれるかが注目される。