医療保険部会で制度改革の議論の進め方を提示、令和8年度予算概算要求と令和6年度医療費動向を報告
- 医療保険制度改革の議論を令和7年9月から開始し令和7年冬にとりまとめる方針
- 令和8年度医療費国庫負担の概算要求額は10兆4,849億円
- 令和6年度概算医療費は48.0兆円で前年度比+1.5%
- 令和6年度の1人当たり医療費は未就学者で▲3.5%、75歳以上で増加
- 令和6年度歯科医療費(電算処理分)は伸び率+4.2%
第197回社会保障審議会医療保険部会では、まず「医療保険制度改革に向けた議論の進め方」が示され、「経済財政運営と改革の基本方針2025」を踏まえ、2040年頃を見据えた中長期的な全世代型社会保障の構築に向けて、令和7年9月から日本の医療・健康の状況、医療保険制度、環境変化、これまでの改革等について認識を共有し、個別課題の議論、とりまとめに向けた議論を経て、令和7年冬にとりまとめを行うスケジュール案が示された。基礎資料として、高齢化率の国際比較、平均寿命・健康寿命の推移、生活満足度と健康状態の関係などのデータが示された。続いて令和8年度予算概算要求(保険局関係)が報告され、医療費国庫負担10兆4,849億円、国民健康保険への財政支援3,071億円、被用者保険への財政支援1,253億円のほか、医療DXの推進、予防・重症化予防・健康づくりに関する各事業の概算要求額が示された。さらに令和6年度医療費の動向が報告され、概算医療費は48.0兆円で前年度比+1.5%、受診延日数+0.3%、1日当たり医療費+1.1%となったことが示された。診療種類別では医科入院外を除きプラス、年齢階層別では未就学者が▲3.5%減少する一方、75歳以上は1人当たり医療費が増加したことが報告された。