費用対効果評価、OTC類似薬の保険給付見直し、出産検討会立ち上げの3議題を審議
- ケサンラ、MMSE20-21点患者でICER1,000万円/QALY以上
- ケサンラは「公的医療の立場」での価格調整を採用する対応案
- OTC類似薬の対象は77成分1,042品目、負担は薬剤費の1/4
- 妊娠・出産・産後の検討会、構成員15名で10月キックオフ予定
- 一部保険外療養は令和9年3月施行を想定
第655回総会では3つの議題が示された。第一に費用対効果評価専門組織からの報告として、ケサンラ点滴静注(ドナネマブ)の費用対効果評価案が示された。MMSE22-28点の患者(79.6%)では比較対照のレカネマブに対し費用削減、MMSE20-21点の患者(20.4%)ではICERが1,000万円/QALY以上とされた。分析の立場については、レケンビの際と同様に「公的医療の立場」を採用し、「公的医療・介護の立場」は採用しない対応案が示された。第二に、OTC類似薬の保険給付の見直しについて、健康保険法等の一部を改正する法律(令和8年法律第31号)に基づく一部保険外療養の創設が説明された。対象医薬品は77成分(1,042品目、令和8年8月1日時点)で、薬剤費の4分の1を特別の料金とする。こども、がん患者や難病患者、低所得者、入院患者等には配慮を検討するとされた。技術的検討会による中間とりまとめも示され、効能・効果が一致しない場合の取扱い等の考え方が整理された。第三に、妊娠・出産・産後における診療やケアの内容等に関する検討会の開催要綱が示された。全15名の構成員により、出産に係る診療・ケアの体制や内容、施設基準等の検討に必要な着眼点等を検討する。スケジュール案として10月初旬のキックオフ、10月~11月の議論、12月頃のとりまとめが示された。