中医協総会、小塩前会長の退任を受け新会長選任のほか新薬収載・最適使用GL等を審議
- 小塩前会長が3月1日付退任、新会長選任が議題に
- 新薬14品目超の令和8年3月18日収載予定一覧が提示
- エルレフィオ類似品目は価格調整係数1.0で薬価変更なし
- トルカプ錠は価格調整係数0.4で薬価引き下げ、令和8年6月1日適用
- 在宅自己注射対象にゼンフォザイム等2品目追加を提案
第648回中医協総会(令和8年3月11日)では、まず小塩隆士前会長が3月1日付で任期満了となったことを受け、熊木審議官の進行のもと会長の選任が行われた。小塩前会長からは6年間の会長職を振り返る挨拶があった。議題としては、令和8年3月18日収載予定の新医薬品(ザズベイカプセル、オプスミット小児用分散錠、エクテリー錠など多数)の新規薬価収載等について資料が示された。また、ボラニゴ錠10mgについて14日ルールの例外的取扱い(処方日数制限を30日間とすること)が提案された。レチファンリマブ(肛門管扁平上皮癌)に関する最適使用推進ガイドラインの審議が行われ、保険適用上の留意事項(施設要件・治療責任者要件)が示された。費用対効果評価の結果を踏まえ、エルレフィオ及び類似品目(H5区分)は価格調整係数1.0で薬価変更なし、トルカプ錠は価格調整係数0.4により薬価が引き下げられる(令和8年6月1日適用)ことが示された。DPCにおける高額な新規医薬品等への対応として、ユプリズナ点滴静注等の出来高算定対象への追加が示された。在宅自己注射の対象薬剤として、ゼンフォザイム20mg、アジンマ静注用1500の追加が提案された。既に最適使用推進ガイドライン対象のテセントリク、デュピクセント、キイトルーダ、テゼスパイアについて、効能追加等に伴うガイドライン改訂・留意事項追加が報告された。公知申請とされた適応外薬として、モキシフロキサシン塩酸塩、ゲムシタビン塩酸塩、フルダラビンリン酸エステル、メトトレキサートの適応追加が令和8年1月29日・3月5日の薬事審議会事前評価を経て保険適用されたことが報告された。先進医療会議からは、第147回・第149回会議における先進医療A・Bの科学的評価結果(がんゲノムプロファイリング検査等)が報告された。