分析記事:中国・新興バイオ

中国発のイノベーションと、グローバル製薬への影響。

中国・新興バイオ 世界初の固形がんを対象としたCAR-T製剤が中国で承認 中国がCAR-T細胞療法として初めて固形がん(胃がん)に対する承認を与えた。血液がんに限定されていたCAR-Tが適応を広げる一方、次世代型の開発競争も加速している。 承認・開発 Nature Medicineが免疫療法の投与時刻に関する論文を撤回 免疫療法の投与時刻が肺がん生存率に大きな影響を与えるとした第Ⅲ相試験が、Nature Medicineから撤回された。プロトコル改変、データの不自然さなど複数の問題が指摘され、前向き試験の信頼性が損なわれたと判断された。 肥満症・GLP-1 肥満症治療薬と中国発イノベーションの牽引でグローバル医薬品マーケットは2兆ドルへ 調査会社Evaluateは2032年の世界医薬品市場が2兆ドルを超えると予測。肥満症治療薬と免疫疾患薬が市場をけん引する一方で、中国発イノベーションへの依存が急速に拡大し、パテントクリフや薬価政策などの課題も浮上する。 M&A・提携 GNIグループがカロナールを手がけるあゆみ製薬を買収 GNIグループがカロナール製造のあゆみ製薬ホールディングスを約450億円で買収する。中国事業に偏重した収益基盤を日本で拡大し、単一製品への依存を減らすとともに、パイプライン製品の販路確保を狙う。 M&A・提携 中国バイオとメガファーマと新たなディール -ファイザー×イノベント1兆6,000億円- ファイザーが中国バイオ大手イノベント・バイオロジクスと、最大105億ドル規模の提携契約を発表した。中国企業によるクロスボーダーのライセンスアウト取引が急増する中、双方向の協業として設計された今回のディールは、中国バイオテックの優位性を示す事例となっている。 中国・新興バイオ 中国バイオベンチャーの台頭 - グローバルライセンスディールの3割が中国発 中華圏のバイオベンチャーが2025年のグローバルライセンスディールの3割以上を占め、メガファーマにとって米国に次ぐイノベーション源泉となった。ADC領域での革新的な創薬と中国の規制改革が、この急速な台頭の背景にある。